千切っては投げ

かつてはテキストや漫画読み、漫画描き。今はほとんど将棋です。

大山先生の棋譜を並べる(4)

第70局 ▲大山康晴棋聖 対 △米長邦雄八段
  • 序盤は三間飛車+美濃囲い 対 居飛車左美濃
  • 中盤以降は三間飛車+銀冠 対 居飛車+銀冠
  • 銀冠で勝てた経験がほとんどないので大山先生がどう使いこなすのか注目でした。
  • 3七にしまった角の先である5九になけなしの金を打って竜を追い返し、打った金を壁にして竜と遮断し、おなじみの△3九の銀を取ってしまうばかりか、この金と、ニートだった飛車を連結してしまうというのが凄い。真似できない。
  • 低級の私が言うのもおこがましいですが、この時代?、居飛車が素直に攻めてきてくれて有難いなと感じる。振り飛車としてはとことん持久戦をやられると、もうどうしていいか分からない。大山先生は▲5六銀からの攻めをみていたが、この攻めが炸裂した試しが、私にはまるでない。