将棋ウォーズメモ【対原始三間飛車】
金沢将棋2レベル198
金沢将棋2レベル192(解決)
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苦手な詰め将棋
5手詰めハンドブック2の1周目で間違えた問題の復習を3周ほどした時点で、同じような問題を間違えていることに気が付いた。今回はその件がネタ。さすがに5手詰めハンドブック2の問題をそのまま引用するのは気が引けるので、エッセンスだけに絞った問題を作ってみた。
自身初の創作詰将棋なので、もしかしたら余詰めがあるかもしれないが、ご容赦を。
この問題の正解は、
▲2三銀打ち △同桂 ▲4三銀打ち △同銀 ▲4二金打ち 迄5手詰め
を想定している。この問題の何が苦手か。それは、
(1)初手で持ち駒を捨てている。
(2)3手目で持ち駒を捨てている。
の2点。
一方で、以下のような問題はそれほど苦手ではない。
これも初の詰将棋なので、間違いがあればご容赦を。
この問題の正解は、
▲1三金打ち △同玉 ▲1二飛車打ち △同玉 ▲1一飛車打ち 迄5手詰め
を想定しており、先の問題と同様に、
(1)初手で持ち駒を捨てている。
(2)3手目で持ち駒を捨てている。
という点で同じ。
どちらも「連続捨て」であることは共通しているが、最初の問題は苦手で、後の問題はとくに苦手ではない。ただ、取らせる駒が「守備駒」か「玉」かが違う。引っ張ってもしょうがないので結論を言ってしまうと、「守備駒に取らせる捨て駒」が「連続」する問題が苦手らしい。どうも、「せっかく打った駒が玉にも響かず守備駒にあっけなく取られてしまう。それも連続で。」となると、やる気がなってしまうようなのだ。
さてどうしよう、という話になるのだが、あまり筋の良い対策が見つからない。さしあたり「解けないと思ったら連続捨て駒による守備駒の移動」を疑ってみることにします。
おまけ。
これはもっと露骨だが、それでも一瞬やる気がなくなり見落としてしまう気がする。1)打つ
2)取られる
3)諦める
が染みついているようだ。なかなか根深い問題だ。
ちなみに3手詰めの場合は、意識/人格が読みを諦めかけた直後に脳の読み計算が終わり、脳さんが「ちょっとまって詰んでるから!」と引き留めてくれて無事解けるので、事なきを得ます。将棋やってると、意識/人格と脳は別だなと思わざるを得ない場面の連続です。それともスタンドでもいるんでしょうか。
ところで、将棋の格言ってピンとこないものありせんか。たとえば「危険地帯に誘え」。これは「どう誘うんだよ」「そもそも危険地帯が分かれば苦労しない」とか。この辺の話も今度書いてみたいと思います。
大山先生の棋譜を並べる(4)
- 序盤は三間飛車+美濃囲い 対 居飛車+左美濃
- 中盤以降は三間飛車+銀冠 対 居飛車+銀冠
- 銀冠で勝てた経験がほとんどないので大山先生がどう使いこなすのか注目でした。
- 3七にしまった角の先である5九になけなしの金を打って竜を追い返し、打った金を壁にして竜と遮断し、おなじみの△3九の銀を取ってしまうばかりか、この金と、ニートだった飛車を連結してしまうというのが凄い。真似できない。
- 低級の私が言うのもおこがましいですが、この時代?、居飛車が素直に攻めてきてくれて有難いなと感じる。振り飛車としてはとことん持久戦をやられると、もうどうしていいか分からない。大山先生は▲5六銀からの攻めをみていたが、この攻めが炸裂した試しが、私にはまるでない。