バリバリ夕張雑感
夕張市が大変なことになっているわけです。バス料金が倍になるとか公営施設が閉鎖とか。今現在の北海道道民がこれをどう思っているか解りませんが、元道民である私としては、「ああ、やっぱり。そして成るべくして成ったか。」と思います。勿論、ニュースで現在の夕張市民の方の境遇を見ると、複雑な感情を持ちますが、それでもやはり「当たり前では?」と思ってしまいます。
だって、小学生の頃から社会科などでは北海道の炭鉱は廃れてしまい、炭鉱街も過疎が進んでいるという具合に習っていたし、私の住む市だって落ちる一方だったっていうのに、どういう訳か夕張はTVで「バリバリ夕張」とか「夕張メロン」とか、結構なお金をかけてやってたわけで、子供ながらに「どっからお金が出てるんだろう」「何故夕張なのだろう*1」「誰が行くんだろう」と思っていたし、それがずっと継続されているので「あれはあれで成功しているんだな。不思議な事もあるものだ」と思っていた。現に、私の目から見て似たようなものであった帯広のグリュック王国はしばらくしてから閉園した。
そうしたら、随分時を経た今、この度の破綻騒動であります。やっぱ全然成功してねーんじゃん。私は正直半分白けるだけでしたが、税金とかありますから現道民は怒ってるんじゃないでしょうか。というか、誰か本気で成功すると思っていたのだろうか。やりたい気持ちは解るけど。
夕張市民も「夢よもう一度」という感じで、そういう為政者を長らく選んだわけですから、何も知らないくせにおまえが言うなと言われるでしょうけど、どうしても自業自得という言葉が頭をよぎってしまいます。*2