千切っては投げ

かつてはテキストや漫画読み、漫画描き。今はほとんど将棋です。

これが噂の禁断の技

新宿の某店で食事していたところ、隣の母子が父に「日本の漫画はすごい」という話を熱っぽくしており聞き耳。手塚治虫に話が及んでからだんだん怪しくなる。
「20年以上前からハリウッド映画に匹敵するストーリー性のある話を描いてたんだから!」
えー!!!えーー?



己の日記の解説を己で行うというSA・YO・NA・RAエレガント的見地で続けますと、どこまでどういう発言なのかどうなのか、判断し兼ねるわけです。手塚漫画のストーリー性の高低は、いや手塚も漫画もどうでも良いい。熱っぽく発せられた「ハリウッドに匹敵する物語性」というワードは、「うっかり」「してやったり」「真顔」のどの面なのか。どの面であるのか。それを知りたい。しかし「映画に匹敵する」と言おうとしたのであれば、「映画」=ハリウッドを思い浮かべるであろう人の多かろうことを考えると、あながちな感じもしないわけで、この図式を構築せしめたハリウッドの中の人たちの業績に対して「むぅ」と畏怖の念も禁じえない。以下略。