甲府ワイナリーツアー
ワイバード(http://www.ybird.jp/)主催の甲府ワイナリーツアーに参加。勝沼醸造さん、ルミエールさん、ルワイヤードさんを巡り、試飲しまくる旅。おかげで頭が痛くなりました。いいワインは頭痛くならないっていうけど、個人的には程度の問題でどちらもなるよなー。帰りの2時間は爆睡。
日本でのワイン作りというか、ぶどう作りはまだまだ試行錯誤な段階で、畑によって作り方が全然違うのが印象的。あっちの畑で止めた方法がこっちの畑では採用されており、むしろあっちの畑の方法を止めていたりと、手探りな感じ。土、高度などあわゆるパラメータで良いとされる方法が違うようで、一概にどの方法が良い、というワケではないのが、その原因のようです。
甲府ワインはあまり飲んだことがなかったのですが、随分美味しく感じました。下手に海外の高いワインを買うよりは、甲府の方が良いんじゃないでしょうか。少なくとも、日本人向きな味です。ただ、まだまだワインは欧州崇拝があるし、欧州崇拝したくて(欧州気分を味わいたくて)ワイン飲んじゃう人も多いと思うので、なかなか甲府ワインの地位が上昇しないのが実情、といったところなのではなかろうか。昔、甘いジュースみたいな甲府ワインを量産したことも地位が上昇しない一因なのでしょう。
- 勝沼醸造(http://www.katsunuma-winery.com/)
- 日本のワインは日本の食と食文化にあったものであるべし、との思いからほとんど白を造る醸造会社さん。
- その「思い」が非常に強烈かつ独特で、時に「ヒロヒコ・アラキ」に登場するキャラクターを彷彿とさせて非常に愉快。
- 「全品テーブルに乗せて皆で食べる「和食」とよぉ〜、一品一品運ばれてくる「洋食」の飲み物が同じスタイルになるワケないだろぉがッ!くそッくそッ!」
- 「みの…みのもんたのクソ野郎ォ〜、赤が健康にいいだと?適当なこと言いやがってッ!おかげでクソバカ揃いな日本人が、こぞって赤ばかり飲みやがる!日本人ならフツー白が旨いと思うにきまってるだろッ!健康を気にするなら養命酒でも飲んでやがれメ〜〜ン!」
- 「表現できたぜ……おれのハートを!究極の「甲府」を! ……表現できたぜェ〜〜〜 万雷の拍手をおくれ、世の中のボケども」
- 薄利多売は難しいので、分かってもらえる人にだけ提供できるのが実情だそうな。ネット販売すると一瞬で暴落して全員不幸になってしまう。しょうがないかなと思う。
- 白を5種類頂きました。
- ここが目指すワインは清酒(日本酒)らしい。当然、「じゃあ日本酒造れよ!」と思うんだけど、「日本酒と同じ場面で扱えるという意味で」とか、そういう事なのだろう。
- 日本には果実酒は無かったみたいな事言ってたと思うんだけど、本当なのか疑問。
- ルミエール(http://www.lumiere.jp/)
- その前に、ラ・カシータにてランチ。ご飯は美味しいがガイドさん達は食事せず。彼らは何時ご飯食べたのだろう…。
- 食事が終わったら、ルミエールさんとこの畑訪問。その辺に生えてる「のびる」を食わせてもらった。
- 除草剤を使っていない関係上、畑にタンポポが生えているのですが、一段(50cmくらい)高い畑になるだけで、生えている数が格段に減るのが面白い。こういうの見てしまうと、ぶどうもちょっとした育て方で出来が変わるというのも頷ける。
- 雑草は問題ないらしい。むしろ痩せた土地にした方がいいのか。
- ぶどうなんて枝を挿しときゃそのうち実が成るっちゃ成るんだけど、それだけじゃ済まない難しさかな。
- 白1、赤1、スパークリング1飲んだ。
- 丸藤葡萄酒工業株式会社(http://www.rubaiyat.jp/)
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