千切っては投げ

かつてはテキストや漫画読み、漫画描き。今はほとんど将棋です。

創作漫画談義

プロ志望の友人TとY(ペンネームのイニシャル)の新作を読み、皆で言いたいことを言う。しかし結局はいつもと同じ意見になる。今回初めて意見を出した人も居たが、突き詰めれば同じ。
私の漫画の意見も頂戴したかったのですが、標準的な漫画ではない所為か論評できないそうです。しかし続きを早く読みたいとは言ってくれたので、自分の考えの方針はそれほど間違ってないのだろうと受け取りまんた。思ったことをやるだけ。
そういえば、Yは描きたいテーマがあるのでそれを表現していきたいと語っていたが、テーマは抽象的なものになりがちなので、それ起点だと構築が難しく、寡作になる恐れがありそうだ。もっと直接的で具体的な、例えば「濃いおっさんを描きたい」とかそういう動機があり、テーマは作品の厚みを持たせるためという位置づけで、それに盛り込んでいくという形の方が進めやすいように思う。もっというと、絵になるテーマを考えるのが手っ取り早い。こういう異なる思考も訓練するうちに最適化されていくのだろう。特に漫画・映画などは、異なる思考を平行して考え、バランスを取って織り込む技術が必須なので、思考の最適化は非常に重要。それにはやはり、継続か…。(才能なんて言ったって何も始まらない。)
・追記
漫画や映画とか平行思考の最適化とか書いたが、そうではなくて、思考言語の問題かもしれない。アイデアが映像で浮かぶとか、コマ割された状態で浮かぶといった様な。