千切っては投げ

かつてはテキストや漫画読み、漫画描き。今はほとんど将棋です。

「盲目の時計職人」を読み中

6割くらい読み終えたところ。

盲目の時計職人

盲目の時計職人

わー何これ面白いぜHAHAHAHAH
でも全然なにゆってんのかわかんないぜHAHAHAHAHA
という感じです。私の感触としては半分も理解してない印象なので、実際は3割くらいしか理解できてない気がしてならない。でも面白いなー。全編に渡り著者の執念というか怨念をひしひしと感じる。この人はいったい何と戦っているのだろう?
理解を助ける図が10倍くらいあれば良かったなぁと思う反面、こういう科学類の本に載ってる図って余計に混乱させるものが多いのも事実なので要らないのかもとも思う。
これまでぼんやりとしか分からなかった進化論についてを、少しは理解を深められたように思えます。生命発生メカニズムについても、本書に記されたような理由が現実解なんじゃないかなと私の主観的な印象としては、そう思います。
人の手は物を掴むために進化したのではなくて、元々は歩くためだったのが、たまたま二足歩行になってみたら物を掴むのに具合が良かったため、その方向に補強されていく形で進化が進み(あるは逆の順番、もしくは同時)、それは分子レベルでも同様だろうし、生命発生もそんな具合だろうという説(本書では手と二足歩行の話は出てこない。私の解釈)は、ああなるほどなぁ、当たり前だなぁと思います。ゲームボーイが枯れた技術の寄せ集めで作られたような感じでしょうか。
思うに、進化論に関する事柄は、用語が悪すぎる。進化だの、自然淘汰だの、なんて言いましょうか、ある特定の傾向を持つ人ならこれらの用語を聞いただけで拒否反応がありそうです。