千切っては投げ

かつてはテキストや漫画読み、漫画描き。今はほとんど将棋です。

へうげもの

へうげもの(1) (モーニングKC (1487))

へうげもの(1) (モーニングKC (1487))

1〜6巻を一気買い。宗匠の「得たいの知れなさ」もさることながら、古織様の「人間臭すぎてむしろ怪人」が心地よい。本作については、世の漫画読みブロガー様達がたくさん批評を上げていることと思うので、後で目いっぱい読もう。
どの巻も面白いんだけど、やはり上様のおわす1〜2巻が良いのう。
宗匠は、やろうと思えば「目的の為には一切手段を選ばない極悪人」に仕立て上げれそうで、実際1〜2巻の頃はそうなんだけども、以後はそうでもない上に6巻では何か反省してるので、私としては作者が宗匠をどういう立ち位置にしたいのか決めかねていたりする?のかな?とも考えてましたが、wikipediaによると、最初は宗匠を主人公にしようとしていたけど断念したと知り、なんとなく腑に落ちる。
作者の異質な画で押し切られることもしばしばなので、本作が小説になると、どんなっちゃうんだろうかと夢想したりする。