発想する会社! ― 世界最高のデザイン・ファームIDEOに学ぶイノベーションの技法

発想する会社! ― 世界最高のデザイン・ファームIDEOに学ぶイノベーションの技法

概要

IDEOとは、マウスを世界で最初に開発したデザイン会社で、その後もPalmやら優れた製品を世に送り出しているスーパーイノベーションデザイン企業でございます。本書はイノベーションを起こし続ける秘訣について綴った・・・エッセイ？日記？そんな風。

感想

私は心が狭いせいか、本書のように意気揚々と成功譚を淡々と見せられるとムズムズしてしょうがない。「あーはいはい、あなた様方はすごい、すごいですね〜。え、いやいやそんなそんな。はいはい。これからもがんばってください。」という具合。でもそれはあくまで文体、構成によるもので、ご主張については非常に含蓄があります。明に記載されてないのでまとめには書きませんでしたが、これはつまり「経営層/リーダーは社員を信用して最後まで好きにやらせろ」というのが根幹ではなかろうかと存じます。ので、ぐちゃぐちゃ思いながらも、くじけそうになりながらも、頑張って完読しました。でも正直、重複が多すぎる。文章なんかにしないで、お得意のポストイットに要点をだけ書き出したものを書籍にすればいいのに。あ、IDEO使用済みポストイットって売れそうですね。

まとめ

• もし君がクール製品を開発したいと願うなら、、、
  • とにかくプロトタイプを作りまくってみることさ。話はそれからだ。HAHAHA。
  • とにかくブレインストーミングでチームの力（アイデア）を結集することさ。話はそれからだ。HAHAHA。
• クールな開発プロセス
  • 1.現状の制約をホットな仲間達とクールに理解するのさ
  • 2.現状の製品をユーザがどうつかっているかをホットな仲間達とクールに観察さ
  • 3.理解して観察した内容でもって、ホットな仲間達とクールにプロトタイプを開発さ
  • 4.クールなプロトタイプをホットな仲間達とクールに改良さ
    • プロトタイプ開発はとにかくお早めに
  • 5.めでたくできた最高にクールな製品をホットな仲間達とクールに評価さ
• クールなアイデアはホットな仲間達とのブレインストーミングで出し合うのさ
  • 最初に発言してしまうような上司は、ちょっと遠くにコーヒーを持ってきてもらおうさ
  • 出されたアイデアは否定しちゃだめさ
  • 突拍子もないアイデアは大切にしなきゃだめさ
  • とにかく数を出しまくるのさ
  • アイデアを全部書きとめようとするとしんどいからダメさ
  • おやつを食べながらだったり、玩具を置いたり雰囲気作りは大切さ
  • 一回当たり一時間とか一時間半さ。
  • 終わったら拍手するのさ。