千切っては投げ

かつてはテキストや漫画読み、漫画描き。今はほとんど将棋です。

DAFT PUNK'S ELECTROMAを観た(前編)

アレと思われる映画として以前教えてもらった本件を観賞。事前に持っていた知識は、「犬コが映画館で激しく寝たダフトパンクの映画」これのみ。

  • 冒頭、岩の地層ばかりを長々と見させられる。全然意味が解らない。
  • 自動車をあらゆる角度から見させられる。全然意味が解らない。
  • ダフトパンクのドライブが始まる。全然意味が解らない。
  • トラクターが出てくる。ここまでで15分くらい経過していたはず。ちなみに本編は72分。20%が過ぎている。
  • そのトラクターの運転手がダフトパンクと同じヘルメットを被っている!この時点で、1)説明もセリフも終始ないであろうこと、2)PVですらないであろうこと(実際曲はまったくかからない)2)ドライブしている二人がダフトパンク本人とは断定できないこと、3)このままでは寝てしまうことを照らし合わせ、この映画のプロットをでっち上げ、適当にアテレコして遊ぶことにする。
  • でっち上げたプロットは次の通り。→温暖化が進み緑が絶えた世紀末。世界では身体がアンドロイドのような容姿になってしまう『ダフトパンク症候群』が蔓延していた。しかしその病はどうやら人災らしいということを突き止めた男二人がここにいた。刑事である二人は首謀者であるダフトパンク本人を逮捕し、ワクチンを作らせようとするのだった。しかし二人に残された時間は少ない。背に『DAFT PUNK's』の文字が浮かび上がってしまっているのだ。これは死が近いことを示す末期感染者特有の状態である。二人の、死をかけた、いや世界をかけた戦いが始まる。。。
  • ↑そのような映画であること意識し、最初から見始めることにする。(プロットに沿っていない部分がありますが気にしないでください)

=======仕切り無し。黒字はキャラクターの主観、青字は劇中の状況を意味します。=====================

  • 冒頭、岩の地層が長々と紹介。
  • 岩…岩ってカッコウ良いよね、、、ゴツゴツしてて、、、しかもこの岩、地層してるんだぜ?しかもたまに地層が斜めってたりしてさ、、、岩の素晴らしさ、君にも教えてあげるよ、、、
  • 今度は自動車をあらゆる角度から。
  • でもそんなカッコウ良い岩よりカッコウ良いものって知ってるかい?それがこの黒い自動車さ。どうだいこの自動車。どう思う?すごく、、、黒いです。違う角度からも見せてあげよう。どう思う?すごく、、、4ドアです、、、
  • まぁそんなカッコウ良い自動車だけど、俺達ダフトパンク症候群を追う刑事二人の所有物なんだ。悪いけど君にはあげないよ。俺達はこの黒い自動車を相棒だと思っているのさ。だからナンバープレートに「HUMAN」と書いてみた。道路交通法に縛られたりなんかしないぜ。この黒い自動車はそんな法に収まるようなカッコウ良さじゃないからね。
  • ドライブが始まる。
  • さてそんなカッコウ良い黒い自動車を駆る俺達二人はカッコウ岩場から、このダフトパンク症候群の首謀者を追い詰めるわけだ。首謀者はこの先にいる。間違いない。
  • まぁあわてるな。カッコウ良い黒い自動車のドライブシーンを見せてやるぜ。
  • 単調なドライブシーンが続く。基本的に後部座席から運転中の二人を写すだけの固定カット。「俺達もカッコウ良いだろう?」という意味だと思います。途中、カメラが鳥視点のように動いて場面転換を匂わせるものの、特に何もなし。途中、小高い富士山型の山を微妙にアピールするような展開になるが、素通り
  • 「おいゴールド(金色のメット被った方の愛称)、前方にのろいトラクターがいるぜ。」「本当だなシルバー(銀色のメット被った方の愛称)、むかつくから追い越してしまおうぜ。そら!ブウウウウーン」
  • しかしトラクターの運転手もダフトパンク症候群の感染者だった!
  • 「おいシルバー、ここにも感染者が、、、」「おいゴールド、首謀者の野郎、見境がないぜ」「早く事件を解決しないとな」「ところで先ほどから気にしていたMt.FUJIのような山が事件に関係していたような気がしたが、そんなことは無かったぜ。」「まったくだ。そら!ブウウウウーン」

つづく→http://d.hatena.ne.jp/kokumaru/20071120#1195518777