盲目の時計職人
複雑な生物世界は、自然淘汰という、意図をもたない「盲目の時計 職人」が創った。では、この自然淘汰は単なる偶然の所産なのか? ダーウィン主義を強力かつ魅力的な論理で擁護する必読の進化論書
- 作者: リチャード・ドーキンス,日高敏隆,中島康裕,遠藤彰,遠藤知二,疋田努
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2004/03/24
- メディア: 単行本
- 購入: 10人 クリック: 112回
- この商品を含むブログ (51件) を見る
やっと読み終わった…。年明けから読み始めたので…ニヶ月かかったか。本書はダーウィン主義の解説であると共に、著者が闘っている何者かに読者が巻き込まれないために書かれている側面があるので、つまり如何せん冗長で困る。最近パワポばかり読んでいる私としては、指針、概要、詳細、参考(反例、具体例、応用)などの章に分けて淡々と書いて欲しかった。でもそれだと平坦すぎて面白みに欠けたかもしれませんが。
選択とか累積進化というのは何となく分かった気がします。一方で、突然変異がよく分からない。一世代後の変異度合いとか、人間の時間軸に生きる身だからかもしれませんが、ピンと来ないなぁ。割と頻繁に変異してて、何かの拍子に顕在化したりするとかじゃないのかな。ビッグバンみたいに。などと、理解の底が知れるような感想をさらしてみる。